あの日…
当時は9階建てのビルの最上階で仕事をしていました
免震構造だったせいか
ゆっくりゆっくりと大きな揺れを感じ
社員全員で非常階段で降りました
家族に連絡を取ろうにも電話はつながらず
メールは遅延しまくり
ビルの下で一時たむろしていましたが
上長からの指示で避難場所へ移動しました
それまで遠足の様な雰囲気だったのですが
避難所で流れるニュース映像で
被害の甚大さを知りました
阪神淡路大震災の時も
米国同時多発テロの時も
ニュース映像は現実感が無く
遠い土地のお話でした
東日本大震災も
第一報は遠いお話だったのです
しばし辛い映像を見た後
それぞれ同じ方向同士でまとまって帰りました
都内は歩く人飲む人
そして多くのタクシーとレンタカーでごった返していました
山手線圏内を出るまではとにかく
人の波でした
中にはまだ実情を知らない人も多かったと思いますし
私もまだ本当の全容を知りませんでした
テレビのニュースに
友人たちの情報
東京でも多くの機関が麻痺し
不安が日々を包みました
なんかね
毎年思い出してみても
やっぱり辛いんですよね
日本は地震大国ですし
日本で過ごしている限りは
地震とは切っても切れない関係なんだとわかっていても
多くの方が亡くなり
多くの方が未だに故郷に帰れないこと
価値観がぐるっと変わってしまったこと
やっぱりつらいです
難しい話はたくさんあるのですが
あの日を境に知った大切なことを覚えているために
毎年ちゃんと思い出せればと思います